K
□謝罪と過去
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軽く彼女を抱き上げて車まで運ぶと助手席に座らせた。
真っ青な顔をしつつもきちんと座る彼女に違和感を覚えた。
安室「すみません…」
「話って何ですか」
安室「あの…本当に…すみませんでした…謝って済むことじゃないのはわかっています…でもっ…」
「謝らないでくださいよ………謝られると…惨めになるから…」
安室「っ!」
「…自分の仕事でのミスです。…安室さんには関係ないですよ。」
安室「でもっ…!」
「安室さん、もうあなたはうちに雇われている使用人じゃないです。潜入捜査もとっくの昔に終わっているはずでしょう…私は貴方のお嬢様じゃないです。…私は、SVRの幹部です。…こんなことでいちいちへばってる場合じゃないので…」
そう言って車から降りた伽耶はその場で気を失った。
安室「ゆりえお嬢様っ!」