K
□謝罪と過去
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自分の家に連れてきていいものか迷いつつもどうすることもできずに今は自分のベットに彼女を寝かせている。
真っ青な彼女が死んだように目を閉じているのを見て安室は心が痛んだ。
安室「お嬢様…」
その呼びかけが聞こえたのかゆっくりと目を上げる伽耶。
「安室さん…」
意識のはっきりしていない様子でこちらを見て名前を呼ぶ彼女。
「…殺人犯には…なっちゃだめだよ…」
そう言って再び目を閉じる彼女は先程よりも顔色が悪い。
その後も何かにうなされる様子で、最後の言葉が安室に衝撃を与えた。
「もうこれ以上…失うものはないから…大…丈夫…」
その言葉に安室は大きく目を見開いた。
自分は自分の欲のせいで彼女からかけがえのないものを2度も奪ったのだと…