K
□辛いこと
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安室は彼女をベッドに寝かせた。
勝手ながら彼女の額に濡れたタオルを置いてやり看病した。
「…むろ…さ…」
苦しそうに自分の名を呼ぶ彼女はギュッと布団を握りしめる。
そこに自分の手を置いてやるとしっかりと握り安心したような表情になった。
安室「ゆりえ…」
彼女の名を呼んでみた。
お嬢様として扱うのではなく、1人の友人として。
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