★第壱章 番外編&短編集★

□こんなはずじゃ……
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「所詮、君は血を求める事しか出来ないのかね…?」


「笑いながら殺して……超気味悪っ」



「嫌だっ…!!どうして一緒にいちゃダメなの!?」


「こんな腐った世界…消えて無くなっちゃえばいいんだ!!」



「近寄らないで!!汚らわしい……!!」


「そんなの外につれて遊ぶなんて…冗談じゃないわ!」



「ボクがお姉ちゃんのシエルだ。よろしくね!」


「大丈夫……お姉ちゃんのボクはずっと味方だからな」



「素晴らしい…これぞ、7天最強にして最高の力」


「さぁ…我が国、BLOODLESSで思う存分、その力をこの世界に見せ付けてやるのだ!!」


「なめるな!!わたしとてこの国唯一の皇位継承者だ!女だからって甘く見るなよ!?」

「わたしを男として育てようとした、父上と母上の御本意は…何処にあったのだろう……」



「命が惜しければ、俺に触るな。八つ裂きにするぞ」

「私は貴女に生涯、付き従う事を此処に永遠に誓います」






利用する為に並べ立てた詭弁。


全ては成し遂げる為の駒と戦略。





こんなつもりじゃ、なかったんだ…



平凡な生活を望んでいた人生。



こんな……




こんなはずじゃ、なかったのに……。

どうして。
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