★第壱章 番外編&短編集★
□こんなはずじゃ……
1ページ/6ページ
「所詮、君は血を求める事しか出来ないのかね…?」
「笑いながら殺して……超気味悪っ」
「嫌だっ…!!どうして一緒にいちゃダメなの!?」
「こんな腐った世界…消えて無くなっちゃえばいいんだ!!」
「近寄らないで!!汚らわしい……!!」
「そんなの外につれて遊ぶなんて…冗談じゃないわ!」
「ボクがお姉ちゃんのシエルだ。よろしくね!」
「大丈夫……お姉ちゃんのボクはずっと味方だからな」
「素晴らしい…これぞ、7天最強にして最高の力」
「さぁ…我が国、BLOODLESSで思う存分、その力をこの世界に見せ付けてやるのだ!!」
「なめるな!!わたしとてこの国唯一の皇位継承者だ!女だからって甘く見るなよ!?」
「わたしを男として育てようとした、父上と母上の御本意は…何処にあったのだろう……」
「命が惜しければ、俺に触るな。八つ裂きにするぞ」
「私は貴女に生涯、付き従う事を此処に永遠に誓います」
利用する為に並べ立てた詭弁。
全ては成し遂げる為の駒と戦略。
こんなつもりじゃ、なかったんだ…
平凡な生活を望んでいた人生。
こんな……
こんなはずじゃ、なかったのに……。
どうして。