桜華喜喜

□消える
1ページ/2ページ

いずれ時計が壊れるというなら




いずれ時計が壊れるというなら


ボクは壊れる其の時まであなたの隣にいよう


たとえ笑うことができなくなったとしても


たとえあなたが喋らなくなっても


たとえあなたの役が違う人にいっても


ボクはあなたと過ごした場所であなたを思い出そう


ボクはあなたと過ごした時間を思い出そう


ボクはあなたと一緒にいたときの風が吹くたび、あなたを思い出そう


ボクはあなたの匂いを心で感じよう


ボクはあなたが好きだった飲み物を飲むたびにあなたを考えよう
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ