ことばけーんさく

【せ】 7件

【生体コンピュータ (せいたいこんぴゅーた)】
バイオコンピュータとも呼ばれる、生物の神経細胞構造を活用したコンピュータのこと。生体物質を利用することで、従来のコンピュータが苦手としていた自己学習能力、抽象的なデータや不確定性の強いデータの処理などに秀でた性能を持つ。MAGIは、赤木ナオコ博士が開発した生体コンピュータシステムである。


【生体部品 (せいたいぶひん)】
EVAの素体にも用いられているパーツ。身体を構築している部品はほとんどが生体部品と思われ、第七話において、第5使徒ラミエル戦で大破したEVA零号機の胸部生体部品新造の発注を行っていた。その修理作業時には「アポトーシス」「ネクローシス」「マイトーシス」「ヘイフリックの限界」などの生物学用語が用いられている。


【生体融合 (せいたいゆうごう)】
独立した固体生命同士が、有機的に結合すること。第16使徒アルミサエルは、EVA零号機と積極的な一次的接触を試み、腹部などから生体部品を侵食することにより生体融合を図った。


【生命維持モード (せいめいいじもーど)】
碇シンジが、第12使徒レリエルの形成するディラックの海に取り込まれた際に使用したモード。予備電源、L.C.Lの浄化機能、プラグスーツの保温機能などを最低限で作用させることにより長時間の生命維持を可能とする。戦闘モードからこの生命維持モードに切り替えることによって、操縦者はおよそ16時間の生存を保証されているようである。


【生命の樹 (せいめいのき)】
ゼーレが行った人類補完の儀式において、ロンギヌスの槍とEVA初号機が一体化した際に発生した巨大な十字状の樹。このあと、実体化したリリスの額の中へ飲み込まれていく。なお、旧約聖書の「創世紀」において、エデンの園の中央、知恵の樹と並んで植えられた樹は生命の樹であるとされ、カバラにおいては「セフィロートの樹 」とも呼ばれる。セフィロートの樹も参照。


【生命のスープ (せいめいのすーぷ)】
原始のスープともいわれる非生命過程を経て合成された有機化合物の液体。生命の源であったという原始地球の海であり、この海で無機物から有機物がつくられ、その有機物の反応によって生命が誕生したという化学進化説が、有力な生命誕生説である。第14使徒ゼルエルとの戦闘の際、EVA初号機エントリープラグ内のL.C.L成分は化学変化を起こし、原始地球の海水に酷似した状態となる。それを聞いた葛城ミサトは生命のスープと言った。


【生命の実 (せいめいのみ)】
旧約聖書「創世紀」に登場する。エデンの園の中央に植えられた生命の樹になるとされている実。これを食ることにより永遠の生命を得ることができ、知恵の実とこの生命の実の両方を食べたものは、神と等しい存在になることができるとされている。禁を破って知恵の樹の実を食べてしまったアダムとイヴが、生命の実も食べるのではないかと恐れた神は、エデンよりふたりを追放することと決めた。使徒は生命の実を持つ存在であるとされているが、この生命の実とは、使徒の持つS2機関を指す言葉であるとも推測できる。使徒と人間は本来お同じものであるが、使徒は生命の実を食べ、人間は知恵の実を食べた存在なのかもしれない。



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