閑話

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「ぁの、梟さん…。大丈夫ですか…?」
返事がない。
只の屍のようだ。
あれから暫くレイトンが車を走らせていると後ろから呻き声が聞こえてきた。
レイトンはミラーで、ルークは直に後ろを見ると、梟が今にも吐きそうな顔で唸っている。
一方アロマは幸せそうにぐっすり眠っていた。
その見事なまでの正反対の光景に、二人は顔をひきつらせるしかなかった。
「これは、少し休んだ方が…」
ここから少し行けば、視界のひらけた高台に出るはずだ。
と、レイトンは車のスピードを上げた。
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