荒川

□心情
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『好き、かぁ……』
蒼の中に白が流れる晴れの日。
私は太陽によって暖められた藁の上に寝そべっていた。
「あら、どうかしたの?」
さっきまで仕事をしていたマリアさんが声をかけてくれる。
『いぇ…特に意味はありません…』
そういえば、よくマリアさん私が藁の上に寝そべることを許してくれたな。
…まぁ、いいか。
「そう?」
顔に手を当てて微笑むマリアさんのバックに花が見えた。
優雅で、美しくて、気品があって。
それでも彼女は人であって。(ドSで)
彼女を好きになるなんて、容易いことだろう。(本性はどうかわからないけど)
一体、好きという感情はどこから生まれてくるのだろう。
そのココロはどこにあるのだろうか。
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