NOVEL2
□両思い〜幸せの鍵〜
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なあチャンミン…。
俺を見て…。
こんなにも好きなのに、どうしてお前は俺を見てくれないの?
気付いてないとでも思ってる?
お前はいつだってあいつを追っかけてる。
俺の気持ちに気づいてるのに、知らないフリして俺の気持ちを試してる?
ほらっ、今もお前の視線の先には、隣にいる俺ではなくユチョンの隣でゲラゲラ笑うジュンスが映ってる。
悔しくて…俺は誰にもバレないように、背中の後ろでチャンミンの手を握った。
一瞬、ビクッと反応した指先も、すぐに俺の指に絡まってくる。
それだけなのに、俺の胸が大きく脈を打つ…。