☆企画小説☆
□願い事
2ページ/4ページ
『ジュンス、どうしたの?』
『ヒョン…今日はずっと雨なのかな?』
『そうだね…せっかくの七夕なのに…』
『二人は会えないのかな?』
『どうだろう…でも、きっと会いたいと強く願えば想いは通じるはずだよ。俺たちみたいにね』
ジェジュンヒョンが今日、僕と同じマンションへ引っ越してきてくれた。
僕たちは仕事以外で会うことがなかなかできなくて、会いたくても会えない時がある。
僕が短冊にお願いしたこと…。
"ジェジュンヒョンとずっと一緒にいられますように…"
部屋に飾っている小さな笹にたった一枚の短冊を掛けていた。
それを見たジェジュンヒョンが、僕の願いを叶えるためにここにいる。