DRRR!!
□6月1日
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「ふぅー、いいお湯でした…」
・・・・・・。
「何でいるんですか臨也さんとりあえず出てって下さい今すぐ。」
「わあ!そんな酷いことよく一息で言えるね?」
「酷いことと一息で言えるのは関係ありません。」
びっくりした…。
お風呂から上がったら臨也さんがいるんだもん。
もちろん鍵を掛け忘れたわけではない、臨也さんが不法侵入しているのだ。
もうこれで何度目だよこの犯罪者。
とか思ったわけではない。
「はぁ、もう今日は何の用ですか?」
「用が無いと恋人にも会っちゃいけないの?」
「なっ…!?///」
「ん?赤くなってどうしたんだい?」
恋人だなんて、この人はどうしてこう恥ずかしげもなく言えるのだろう…。
黙っていればそこそこ端正な顔をしているのに、今はニヤニヤと品のない残念な物になっている。
「な、なんでもないですっ!!」
なんだか照れているのが悔しくて、臨也さんと比べると平々凡々を地で行く顔をぷいっと背ける。
「ふふ、帝人くんは可愛いなぁ。」
「臨也さんご飯食べたんですか?」
「あ、見事にスルー?でもご飯は聞いてくれるんだぁ!!」
「近くにコンビニないんで頑張ってくださいね。」
「あれ?そこは帝人くんが俺にご飯作ってくれるフラグじゃ…あれ?どういうこと?コンビニに行けってこと?違うよね、帝人くんがそんなことさせるはずn…「あ、プリン買ってきて下さいね?」