05/13の日記

17:25
太陽にはならない
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主人公、ヒーロー、英雄、勇者、・・。

誰しもがきっと夢に思い描くもの。

憧れの象徴であり、得難い故にそれは価値のあるもの。

もちろん自分とて例外ではない。

なれたらかっこいいし、何よりの魅力は力を持っていること。

自分の心から大切なものを絶対に守ることができる力を。

そして彼らは最後には必ず自分の願いを叶える。

なんていい役だろう。

だから自分には相応しくない、そう思う。

そんな眩しくて、美しい光は自分には似合わない。

憧れることはあっても、それに手を伸ばそうとは思わない。

自分はもっと月明かり程度の暗い道がいいし、そこがすきだ。

誰かをこの手で救うよりも、その手で貧乏くじを引きたい。

誰かをこの身で守るよりも、その身で泥を被りたい。

感謝されなくてもいい、ただ自分の望み通りになるならこの身にはいらない。

綺麗に聞こえるかもだけど、実態は自分のエゴや自己満足だらけの汚いものだ。

だからそれでいい、自分はそれがいい。

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