06/08の日記
03:08
陽は昇り、落ちて
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そのときは夢中になって追いかけた。
その一瞬は本物を手に入れた気がした。
今になるとそれは苦くて気恥ずかしい思い出。
でも時が経った今なら、それも受け止められる。
時間はすべてをなかったものにはできないけれど、
そこに存在していたということを確かに思い出させてくれて。
時の流れが真心の痛みを、ゆっくりと溶かしてくれる。
痛みを思い出して穏やかな気分になれた時、
僕はまたひとつ、大人になれたのかなって。
今日もまた陽は過ぎていく。
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