Novel

□終わらない夢
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深く暗い闇の中、俺は一人でそこにいた。
前後左右も分からぬまま、ただ立っていた。

それが夢だと気づくのに、そう時間はかからなかった。

何故そんなことが分かるのか…理由はない。カンだ。


ふと、前方にかすかな光を見つけた。
彼は迷わずその光に向かって歩く。

他にどうしろと?
この暗闇の中、ただそこに立ち尽くして終わるほど、彼は馬鹿ではない。
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