Novel
□Weak Point
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「宝条博士。」
ここは化学部門統括室。
その部屋の主は部下の報告を聞くため、机に向けていた体を椅子ごと反転させた。
「例のモンスターをビル内に放ちました。」
「ふむ、よくやってくれた。これで新たなデータが手に入る。クックックック…クァックァックァックァ!」
そのアヒルのような不気味な笑い声は、嫌な予感をさせるのには十分すぎるほどだった…。
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