小説:紅き夢 一夜
□神
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カミラ「僕は誰?」
ショウ「目が覚めたか。」
カミラ「君は?」
ショウ「俺はショウ。ってかお前自分の名前覚えてないのかよ。記憶喪失か?」
カミラ「あぁ。お前は何者だ?」
ショウ「俺は殺し屋だ。」
カミラ「!?」
ショウ「大丈夫だ。俺は頼まれなきゃ殺さない。心配すんな。」
カミラ「あ、ありがとう。」
ショウ「でもなぁ、名前がないと面倒だな。」
カミラ「カミラ....」
ショウ「何?」
カミラ「名前はカミラでいい。」
ショウ「思い出したのかよ。」
カミラ「違う。なんとなく頭によぎったんだよ。」
ショウ「そうか。わかったぜ。カミラ!これからもよろしくな。」
カミラ「あぁ、よろしく。」
ショウ「なんか食う?」
カミラ「いや...いらない。そうだこれ...」
ショウ「なんだ?....!?」
カミラはショウに銃をつきつけた。
ショウ「何のマネだ!?」
カミラ「実はね、僕、記憶なんか無くしていなかったんだよ。っていうか僕のこと覚えている?」
ショウ「なんのことだ。」
カミラ「君はね、僕の両親を殺したんだよ。だからね、その復讐をするために、殺し屋になるために、まず君を殺すね。」
バンッ
カミラ「地獄で僕の両親に一生謝ってね。」