小説:狩リ −RED CARNIVAL-

□絶望
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 私にはできない。父さんごめんなさい。
  私を呪ってもいい。
    ほんとにごめんないさい。
 
 そして、私は眠りについた。

「・・・・・・・・・・」

  なにかうるさい。

 ロイの奴、電話しているのか、こんな時間に

 「あぁ、あの女、もう落ちただろう。ほんとに馬鹿な奴だ。あぁ好きにしろ。」

  はっ?

 「礼金は予定の三倍だ。」

 はっ?

  私はだまされていたのか?

 神よ、私は愚か者でした。
  あんな男に恋をして、殺し損ねた。
  でも、私を見捨てないでくれ。
 私は今からあいつを殺す。

  今まで以上に楽しませてやる。
 

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