小説

□ラビリンス
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カートとカゴを用意する。

時間も時間だし、さっさと作れるもの――…


「親子丼と味噌汁とサラダでいい?」


…――返事を聞く前に三ツ葉とレタスをカゴに入れた。


どうせコンロが一口だろうし、下手すりゃなかなかお湯も沸かないくらいの使えない電気コンロかも知れない。

そんなところで作る料理はせいぜいこれくらいが関の山だ。


「何でもいーよ。」


思った通りの答えが帰ってきたので引き続き必要な材料をカゴに入れていった。
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