旅の記憶

□第4話 VSイマジン
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ニビシティ ニビ科学博物館


「ふーん。」
『ほーー。』
『へーー。』
『おーー。』
『うわぁーっ。』
現在、ディケイドはレッドと別行動をとっている。ニビシティに博物館があるらしいことをいつの間にか掴んでいたリュウタロスが行きたがっていたため、トキワの森を抜けてすぐ別れたのだ。ちなみにイマジン達の存在は秘密なのでどうやって言い訳をしたのかというと…………


「行きたいトコがあるんだ!先行ってるぞ!」
「お、おい!ディケイド!」
レッドの制止もままならず、ディケイドはかなりのスピードで町へ駆けていく。


…………ただ単に逃げただけだった…。
(他に思いつかなかったとはいえ、無理があったかな…。)
ディケイドは忘れているが、レッドは狙われの身。本当は側にいてやらねばならないのだが、ディケイドはまだ気づいていない。
『ねえねえ!あれ何て言うの?』
「あれか?あれはカブトプス。全体的に細い身体と両手の鋭いカマが特徴だ。得意技として上げられるのはそのカマを活かした“きりさく”ってトコか。」
『じゃああれは何だ?』
「カブトプスの進化前のカブトだな。全体を覆っている堅い甲羅が最大の特徴だ。カブトプスもそうだが、こいつらは水中を生活場所にしていたんだ。」
『さすがに詳しいね。』
「当然だろ。」



博物館外


「どうだった?」
『面白かった!!』
『いいんじゃねぇか?』
『たまにはこういうトコにも行かないとね。』
『古代の神秘…泣けるで!!』
「そういやモモタロスは最初嫌々だったよな。」
『楽しめたからいいんだよ!』
「ハイハイ。それじゃ、そろそろレッドと合流するかね。」
『ディケイド!ほかの町にも面白いトコある?』
「ああ、あるさ!」
「なにがあるんだ?」
「◇§☆▽●刀磨I!!」
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