旅の記憶

□第5話 VSサイドン
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「はあ はあ。」
全身傷だらけでギャラドスと相見える1人の少女トレーナー。
「“ハイドロポンプ”よ。よけてヒトちゃん!!」
叫び虚しく、少女のヒトデマンは直撃を受け倒れる。
「ずいぶんでっけえのを相手にしてるじゃんか。」
『釣り甲斐がありそうだね。』
「釣りはしないけど、助だちするぜ、おねえちゃん。」
そこへ現れた1人の少年、レッド。
「ちょっと、あんたさがってなさい。あぶないのよ!」
「大丈夫!オレをそのへんのガキと一緒にすんなよ。それから、名まえは「あんた」じゃないぜ。オレはレッド。よーし、頼むぜフシギダネ!」
フシギダネを繰り出し、レッドも参戦する。
とたんにギャラドスが先制して“ハイドロポンプ”をぶつける。
「………あれ?」
が、フシギダネは気持ちよさそうだ。水系の攻撃は草ポケモンに効かないのだ。
「よし、こんどはこっちの番だな。やれ!フシギダネ!!」
フシギダネがはきだしたタネがギャラドスにささると、そこからつるがでてギャラドスに巻き付く。
「“やどりぎのタネ”?」
「あったりー。」
“やどりぎのタネ”は、絡み付いた者の体力を奪う。ギャラドスは、じわじわと体力を奪われ、隙だらけだ。
「よし、今のうちよヒトちゃん。“じこさいせい”!」
“じこさいせい”は自分の体力を回復させる技だ。ヒトデマンは技の効果で元気になった。
「これでヒトちゃんの傷がなおったわ。」
「おお、そっちのヒトデマンもすげえ技つかうじゃん。」
こうしている間にギャラドスは“やどりぎのタネ”を破る。
『ああっ!あいつが来るよ!』
「心配すんなよリュウタロス。そんじゃ、最後はダブル攻撃といきますか。」
「ええ。」


「フシギダネ!」
「ヒトちゃん!」
「“つるのムチ”!」
「“バブルこうせん”!」
2つの攻撃が、ギャラドスを一気に弱らせる。
『レッド、今が釣り時だよ。』
「ああ!仕上げはモンスターボールだ!」
投げたボールが当たり、捕獲成功!
「よっしゃあ、いただき!」


ザッ ザッ
「?」



「シャアァァァッ!」
現れたのは1体の怪人。
「おっと、怪人がいたのか。」
『よっしゃ!俺のでば『モモタロスだけずるい!僕がやるー!』
『何言ってんだ小僧!ここは俺の出番だろ!』
「じゃあ僕がやるよ。」
2人が言い争ってる隙にウラタロスが出ていた。
『コラー亀!割り込むなー!』
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