旅の記憶

□第7話 VSオニドリル
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ハナダのはずれ 岬の小屋

「えらいこっちゃ。いきなり調子悪うなってしもうた!」
男は、「ポケモン転送マシン」と呼ばれる機械の調整中。だが何かトラブルが…
「!? しもた!!」














24-25番道路


「うーん、そろそろボールの持ち運びがキツくなってきたぞ。」
『はりきって捕まえすぎちゃった。』
『小僧はなにもしてねえだろが。』
『うるさいな〜モモタロスに言われたくない。』
「やっぱディケイドに手伝ってもらえばよかったかな。」
『意地を張るからやで、レッド。』
今ここにディケイドはいない。道の先にある岬に先に向かっている。しかし、なぜディケイドだけ先に行ってしまったのか。
時は数時間前に遡る…。








いつものように旅を続ける2人。その時なにげに発せられた一言がこの状況を生んだ。
『そういえば、ポケモン図鑑のページ埋めなくていいの?博士に頼まれてるんでしょ?』
「あ、忘れてた。」
このウラタロスの発言でようやく当初の目的を思い出したレッド。
「お前な〜。」
レッドが図鑑完成を忘れることにディケイドはやや呆れ気味だ。
「はは…ゴメン。」
「まったく…、こんなんじゃ究極のポケモントレーナーなんて夢のまた夢だな。グリーンにどんどん離されるだけだ。」
「なんだと〜!?」
さすがにこの言葉には少しムッときたようだ。
「オレだってグリーンに負けてねー!」
「じゃあ賭けをしよう。この先はちょっとした岬になってる。お前はそこに着く前に10匹分ページを埋めること。できれば珍しいポケモンのデータを移してやる。」
「え?ホント!?」
「たーだーし、できなかった場合はペナルティで追加30!もちろんこの近辺だけでだ!」
かなり無茶なペナルティだ。そもそもこの近辺に30もいる訳がない。
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