黒犬と白猫

□続・紫陽花の詩
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――――ドサッ!!



ファイは一瞬何が起きたのか理解できなかった。

背中に軽い衝撃を感じたと思ったら目の前に黒鋼の顔。

はっとして自分が押し倒されたことに気づいた。

「…黒ぽん…?」

「…なぁ、知ってるか?汗を大量に掻けば熱が早く下がるらしいぜ?」

黒鋼の顔には不敵な笑みが浮かんでいる。

「そ、そうなのー?…知らないな〜」

「せっかくだ、試してみようじゃねぇか。」

「ちょちょちょ待って!!寝てれば良くなるから大丈夫だよ…あっほらほらオレなんかもう元気になったし…ι」

今更ながら身の危険を感じたファイはなんとか逃げようとするが、黒鋼に両腕を頭の上でしっかりと固定されているためどうすることも出来ない。

「黒…さ…Σうわぁッ//」

口を開いた瞬間、ズボンと下着を一気にずりさげられ驚きの声を上げるファイ。

下半身が外気に晒され一瞬すっとしたかと思うと、すぐに妙な生温かさを感じた。

「く、黒様何してるの〜〜!?//」

ファイは自分のソレが黒鋼にぱくりと咥わえられていることに気づき、沸き上がる羞恥に白い頬を真っ赤に染めた。

黒鋼は顔を上げると唇をぺろりと一舐めした。

「何って、体拭きの続きに決まってんだろ。もう上は拭いたから゙下"もちゃんと綺麗にしないとなぁ。」

黒鋼の真っ黒い笑みにファイは思わず唾を飲み込んだ。




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