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□一目惚れって怖いよね。
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「さて・・・どいつが九・・・・・・」

「デイダラ?」

「・・・・・・っっ!!!???」


一目惚れって予兆無しだから
いつ来るか解んないし
突然惚れられても困るから
やんなっちゃうよね。
全く。



「お・・・おーい・・・デイダラー・・・?」

どうした、コイツ。
セリフはちゃんと最後まで
しっかり言ってくれよ。
話進行しねぇだろがよ、おい。

え、どうしたよ、まぢ大丈夫か?
いや、もともと頭おかしい奴
だとは思ってたが
今回は相当に酷くないか?
おい、しっかりしろよ。
何呆けてんだよ。
何自分のオーラをピンク色に
してんだよ。
目を覚ませ。
おい、目がハートになってんぞ!

「おいっデイダラ!?
デイダラぁぁ!!!しっかりしろ!!」

オレはこれでもかと言わんばかりに
コイツの肩を鷲掴み
ガクガクと前後に揺らした。

「・・・ま・・・うん。」

「デイダラ?」

やっと口開いたよ。
何言ってんだか解んねぇけど・・・。

「邪魔だよ・・・旦那・・・
ちょっとどけ。
そこに立たれると、あの可愛子
ちゃんが隠れちまうだろーが・・・うん。」

「デデデデデイダラァァァ!!!!??」

くくく狂った!!!
デイダラが狂った!!!
誰だ!!!
可愛子ちゃんて何なんだ!!!
おぃぃぃっ!!!
目を覚ませぇぇぇ!!!
お願いだァァァ!!!

「やーべぇ・・・あれが九尾?
超可愛いんだけど・・・
ちょ・・・まぢもろタイプだ・・・うん。
これはお持ち帰りコースだな・・・うん。」

「でいっデイダラ!!
ちょ・・・っ旅立つなっっ!!!
戻って来い!!!」





ナルトSIDE・・・

やべぇ・・・我愛羅助けねぇと・・・
いやでもこれ・・・
だっておかしいじゃん・・・
オレ勢いで走ってきちゃったけど・・・
でもこれ・・・おかしいじゃん・・・
だって・・・
何でオレ殺意剥き出しなのに
あのちょんまげ
超満面スマイルで両手広げてんの?
どーいう事?
え・・・なんか近づくたび
どんどん空気がピンクに
なってってんだけど・・・
え・・・?
これ危なくね?
オレこのまま突っ込んでいって
大丈夫なの?
え?まずくね?
これもう二度と戻って来れなく
なるんじゃねぇの・・・?
え・・・だって・・・ピンクだもん・・・。
あのちょんまげ明らかにおかしいもん・・・
隣のおっさんも明らかに
焦ってるもん・・・

後ろのサクラちゃん達も
明らかに苦笑いじゃん・・・
口パクで「戻って来い」って
言ってるし・・・
危ない雰囲気丸出しじゃん・・・

どうすんの!?
オレどーすんの!!?
 
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