短編集
□日本総受け
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君は誰のモノ?
…俺のに決まってんだろバッキャローーーーーっ!!
―――…
「日本〜。…にーほーんー」
ぎゅむっ。
「…何ですか?ギリシャさん」
今日も今日とて日本とギリシャは平和です。
普通にギリシャが日本に抱き付ける程に。
しかし…。
「あ・あのな、ギリシャ。今は会議中なんだが…」
ドイツが少し困惑したような声音でギリシャに話し掛けた。
そう、今は会議中なのである。
しかし何故だろう、日本の隣はギリシャではない筈なのだがいつの間にか日本の隣をちゃっかりキープしている。
「ギリシャっ!!今は会議中アルっ!!しかもなんで日本の隣にいるアルかっ!!」
「ん〜…愛の力?」
中国の喚き−日本の隣にいることがただ羨ましいだけ−も何のそのでギリシャは日本を抱き締めたままコテンと首を傾げた。
良い感じにマイペースなギリシャである。
そして、周りが会議そっちのけでギリシャにギャイギャイ言っている中…。
「だって、日本は…俺の」
ボソリと呟かれたが不幸にもギリシャの言葉が各国の人々の耳に入ってしまった。
『ぬうぁにいぃぃぃぃぃっ!!』
突然の周りの叫び声に日本はギリシャの腕の中で驚いたようにビクリと身体を震わせる。
だが、それに構わずに各国は好きなように喚き出した。
「な・何故、日本がギリシャのモノなんだっ!!」
「落ち着いてよぅ、ドイツ〜。大丈夫だよ、ドイツだからっ!!(?)」
「クッソー、ブリタニアエンジェルっ!!日本は俺のだっ!!」
「イギリス君、君は黙っててよ。これからギリシャ君を潰すんだから★」
僕の日本君以外はみんなロシアになっちゃえば良いんだよ、クスクス。
そんな十人十色な発言の中、肝心の日本とギリシャはと言うと…。
「…日本、眠い…」
「え?このまま寝るんですか?」
相も変わらず平和だった。
〜だいすきだよ〜
(みんな君が大好きなんだ!!)
‡END‡
ほのぼのな希日は好きvV
だけど個人的にはロシアとドイツが好きっ!!だからセリフが多いのはご愛嬌★
Title:gleam
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