短編集

□日本総受け
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SIDE:OTHER



会議室に入って来た人物を見て周りは固まった。
ハンガリーに連れられた少女(?)はそれはもう可愛かったからだ。
背中まで真っ直ぐに伸びた漆黒の髪は美しく。(ちなみに鬘)
髪と同じ色の瞳は零れてしまいそうな程大きい。
小さな唇はサクランボのように赤く瑞々しく、頬は恥ずかしさのせいかうっすらと染まっている。
そしてそんな少女の着ているゴスロリが、彼女の可愛らしさに磨きを掛けていた。



「わぁっ!!可愛いね、日本っ!!」



そう言って日本へと走り寄るイタリア。
その顔は本当に嬉しそうに笑っていて日本もつられて照れたように微笑む。



((か・可愛いっ…!!))



日本の微笑みに周りは鼻血の嵐だ。(一部除く)



(に・日本っ!!俺の為にそんなっ!!い・いや、嬉しい訳じゃないぞっ!!)


(わぁ、可愛いなぁ。日本君って何でも似合うよね。やっぱり日本君だけは僕の大切な人として残そう。ね、ベラルーシ)


(コクリ)


(…日本、可愛い。だけど、…カメラないや)


(おぉ〜っ!!やっぱり菊はそうゆうのも似合うんやなぁ。おしっ!!今度トマトと一緒に何か贈ったろっ!!)



皆それぞれの心中で思い思いのことを言っていると…。



「似合っていますね。やはりハンガリーの見立ては素晴らしい。可愛いですよ」



そう言いながらオーストリアは淡く微笑みを浮かべると日本に近付き、そのヘッドドレスの付けられている頭を優しく撫でる。
日本も嫌がることはせずに顔を真っ赤にしながらオーストリアに撫でられていた。
そんな二人のどこか甘い雰囲気に周囲は驚くしか出来ない。



((に・日本がオーストリアに盗られた…っ!!))



「これよっ!!これだわっ!!今回のイベントは墺×日で決まりねっ!!」


「ハンガリーさんっ!!私も行きますっ!!」


「り・リヒテンシュタイィィィィィンっ!!」



数人の落ち込んだオーラ、二人の女子によるヒートアップ、そしてそんな女子の一人を妹(分)に持つ一人の青年の叫びが会議室を包んだ。



―――…



その頃の枢軸側は…。



「イタリア。何故か俺は今、娘を嫁に出した気分だ…」


「ヴェー、俺だったらドイツみたいな親は嫌だなぁ〜」


「(このヤロウっ!!)」



愛しい僕達の大和撫子っ!!



〜大和子〜



(そう言われても嬉しくありませんっ!!)



‡END‡



いやぁ、やりましたっ!!
オーストリアさんっ!!
あの人の髪型が大好きなんですよvV
後は眼鏡っ!!
あ、でもロシア落ちでも良かったな★(オイ)



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