novel

□白亜
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――パシンッ



乾いた、肌と肌が擦れ合う音が部屋に響いた


手を上げた僕の手は熱を持って……じんわりと痛みをその掌に広げていく


徐々に冷静になっていく自分の頭の片隅で、まるで他人事のように考えた



――ああ、僕たちは喧嘩をしているのかもしれない



もしかしたら、最初で、最後の……














白亜






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