short story
□ドストライク
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『ね、ね。銀ちゃん』
「ん?」
『この状況って何?』
「何って、ナニだよ」
『おか、おかしいでしょーが…!!』
「?」
『そこでキョトンとしないでェェェエ!!!
とりあえず、退いてください』
「嫌だ」
『あたしには、学校という名の使命があるんですーう』
「無理ですーう」
『もう、子供みたいなこと言わないの!』
「だってよー…」
『な、何さ・・・』
「お前が居なくなったら、つまんねーんだもん」
そう言って彼は、口を尖らせて言いました。
«ドストライク»
『…、出来るだけ早く帰ってくる』
「は?」
『あー、もう!行ってきます!!』
「って、結局行くんかィィィイイ!!」