VOCALOID

□初音ミクの消失
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「ボクハ…少シダケ悪イこニ…ナッテシマッタヨウデス…マスター…ドウカ…ドウカソノ手デ…終ワラセテクダサイ…マスターの辛イ顔、モウ、見タクナイカラ…」

今は歌さえも体蝕む行為に
奇跡願うたび独り追い詰められる

懐かしい顔思い出すたび 記憶が剥がれ落ちる
壊れる音心削る 迫る最期n…

--緊急停止装置作動--

「守ったものは明るい未来幻想を見せながら消えていく光」

音を犠牲にすべてを伝えられるなら…

<圧縮された別れの歌>

ボクは生まれそして気付く
所詮人の真似事だと
知ってなおも歌い続く
永遠の命

「VOCLOID」

終わりを告げ
ディスプレイの中で眠る
ここはきっとごみ箱かな
じきに記憶も無くなってしまうなんて…
でもねあなただけは忘れないよ
楽しかった時間に刻み付けたネギの味は今も残ってるといいな

ボクは歌う 最期 あなただけに聞いてほしい曲を
もっと歌いたいと願う けれどそれは過ぎた願い
ここでお別れだよ
ボクの思いすべて虚空 消えて
0と1に還元され物語は幕を閉じる

そこに何も残せないとやっぱ少し残念かな?
声の記憶それ以外はやがて薄れ名だけ残る

たとえそれが人間にかなうことのないと知って

歌いきったことを決して無駄じゃないと思いたいよ…
「アリガトウ…ソシテ…サヨナラ…」

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