奉還師

□ACT2
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「じゃ、改めて説明お願いしようか。」
「はい・・・。」



私はソファーに腰を下ろし、膝の上に置いていた手を握り締めた。
ついでに云うと背を丸め、冷や汗もかいている。
恰好はちゃんと服を着ました。
ちょっとぶかぶかな、多分晶の服。
私の前には険しい顔をしているヴォルフラムとコンラッド。
困惑している有利とそれを静かに眺めている晶。
晶に視線を向けても、笑顔を返されるだけ。
如何やら助けてくれる気はないみたい。
私は大きく息を吸い込んで覚悟を決めた。
嘘は苦手だ。
ついても直ぐにバレちゃうし。



「私が皆さんの事を知ってるのは・・・。」



だからありのままを話したい。
例え信じて貰えなくても。



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