本棚W
□赤い糸
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ディナーを終えたアシェンバート邸の食卓にて……
エレン「ごちそうーさまでした」
エレンはきちんと食後の挨拶をし、食卓の椅子から降りた。
そして、
エレン「ねぇねぇおかあさま!!」
どこからともなく取り出した赤糸をリディアの小指に巻き付けたのだ。
リディア「エレン?」
エレン「はい!できあがりっ」
えへへとエレンは笑い、リディアの小指に結んだ赤糸の先を向かいに座るエドガーの小指に結びつけた。
エドガー「エレン…?」
エレン「おとうさまにもっ!はい!できた!!」
エドガー「エレンなにして……」
エレン「おとうさまとおかあさまはラヴラヴなんだよねっ!」
リディア「え!!」
エドガー「もちろん僕たちはラブラブだよ。ねっ!リディア」
リディア「…っ、エドガーってば////。そんなみんなの前でラブラブだなんて…恥ずかしいじゃない」
エレン「…おかあさまはおとうさまとラヴラヴじゃないの?」
リディア「ち、違うわ。おとうさまとはほらっ!こんなに仲良しよ!」
エレンがシュンとするので慌ててリディアはエドガーの元へ駆け寄り抱きつく。