本棚Ⅳ
□侍女の企み 計画中
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リディアの侍女であるケリーはひたすら考えていた。
ケリー「案はいくつか出ていますのに。なかなか実行にうつせない……」
そこへ夫婦の愛の結晶である伯爵家の愛娘、エレンが声をかけてきた。
エレン「ケリーおねいちゃん。どうしたの？」
ケリー「あっ、エレンさま。実はエレンさまのご両親について悩んでいたのです」
エレン「おとうさまとおかあさまについて？」
ケリー「はい。エレンさまのお母さまはいつも旦那さまに愛されて幸せなのですが……」
エレン「……？」
どうしたのとでも言うようにエレンはケリーを見上げている。
ケリー「もっと！もっとLoveLoveになって頂かなくてはなりません！」
エレン「らぶらぶに…」
そう熱く語るケリーを見てエレンも乗り気になってくる。
エレン「おかあさまとおとうさまをもーっとらぶらぶにするのぉ！」
ケリー「エレンさま！一緒にご両親の仲をLoveLoveに致しましょう！」
エレン「うん！エレン、ケリーおねいちゃんと一緒におとうさま、おかあさまをらぶらぶにするぅ♪♪」
夫婦の愛娘、エレンを巻き込み……
侍女の企みは着々と遂行されていく……