本棚W
□白雪姫
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エドガー「ご名答。リディアは僕のキスで眠りから覚めた《眠り姫》だったんだよ」
ようやく事態を飲み込めたリディアにエドガーは微笑んだ。
と、そこへいつの間にやって来たのかドアから侍女のケリーが顔を覗かせた。
ケリー「エドガーさま、もっと濃厚にキスをそこで!!」
ケリーは二人の体勢を見て急かす。
リディア「ケリー!!なんでここに!と言うかこんな……エレンの前で…」
リディアはケリーの登場に慌ててエドガーから離れようとする。
けれどエドガーは離れることなくリディアの目の前に居座っている。
エドガー「リディア、このまま楽しいことしようか?」
リディア「…っ、しないったら!!」
エドガーの発言にリディアは顔を真っ赤に染めて否定した。
ケリー「さぁ、エレンさま。ご両親はこれから《楽しいこと》、つまりラブラブされます。なので私と一緒に部屋を出ましょう!」
エレン「はぁ〜い!ケリーお姉ちゃん」
エレンは元気に返事しケリーに手を引かれ部屋を出て行く。
リディア「なっ、ちょっと、待ってぇー!」
リディアの声は閉じられた扉の音にかき消された。
さてさて、二人はその後文字通り【ラブラブ】されましたとさ。
ケリー「エドガーさま、リディアさま!!もっとラブラブしてくださいまし!!私は心からお二人の仲を応援しておりますから!!!!!」
侍女の企みはまだまだ続くのであった。