本棚W

□きみの愛に溺れていたい
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首筋に紅い華が咲く度に、リディアの鼓動は早さを増していく。
スルリと伸びたエドガーの指先が、下方にある敏感な部分へと忍ばせられた。
「…っ!ぅうん」
湿り気を帯びた密処にエドガーの指先が触れた瞬間、リディアの身体がビクンと跳ねる。
「もう、こんなになっている。リディア、きみはそんなに僕と……」
「……やっ、言わないで」
言葉に出されると恥ずかしくて行為を続ける自身がない。
そう言わんばかりにリディアは潤んだ瞳でエドガーに訴えかけた。
「リディア、うん。わかったよ」
エドガーは微笑み、そして優しく胸元にキスを落としていった。
愛しい夫に一つ一つ、想いを込めるようにして付けられていく紅い印に、リディアは幸せな気持ちになっていく。
やがてエドガーはリディアの柔らかい胸の尖端に触れた。
「くふ…んん…」
「まだ触れただけなのに、きみはそんな艶めかしい声で僕を煽るつもり?」
「…ふぅん…や、違っ…」
否定しようと声を出すが、それも甘い声に変わってしまう。
「ほら、煽ってる。これじゃあもう僕はどうしようもないよ」
あとはきみに溺れるだけ……
言葉にはなっていなかったが、彼の瞳はそう告げていた。
エドガーは乳首を指先で円を描くようにして愛撫し、もう片方の手を更に茂みの中へと沈ませる。
「う…っん、はあ…っ」
触れた部分が敏感に反応し、リディアは愛声をあげる。
そんな妻の声が耳に届く度、エドガーの鼓動は早まり、己の象徴を大きくさせていった―――。










続く。
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