ただの夫婦円満話し。←ケリー乱入！？
□食事よりもデザート？
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「ただいま」
エドガーが仕事から帰宅してみると、台所からとても良い匂いが漂ってきた。
それと同じくひょっこりと姿を現した妻リディア。
「おかえりなさいエドガー。夕食、もう少しかかりそうなの。だから先におふ……」
「の前にリディア」
エドガーは真面目に答えるが、
「はい、“お風呂”に入ってきてね」
笑顔で断られてしまう。
妻の笑顔は最強だ……
そう思いながらエドガーはお風呂に向かった。
お風呂も済み、夕食を食べ始めたエドガーは、毎日美味しく料理をしてくれる妻に感謝しながら食べていたが、
「この煮物……」
「え、煮物がどうかしたの？」
「いつもより、辛い」
「やだ、あたしったら味加減失敗しちゃった」
ごめんなさいと謝る妻にエドガーは面白いことを思いついてしまう。
「ねえリディア。辛いときって、甘いものが欲しくなるね？」
「甘いもの？たしかに欲しくなるけど……」
「あのさ、今、甘いものが食べたいんだ」
「え……でも甘いもの、キャンディやチョコレートなんて買ってないわ」
リディアが困った様子で立ち上がる。
エドガーはそんな彼女をぐいっと引き寄せた。
「きゃあ！！」
「リディア、甘いものはほら、ここにあるじゃないか」
重ねられた唇。
「ん、んんっ、んふぁ」
漏れる甘い吐息。
妻の艶かしい声にエドガーは自分を抑えられなくなってくる……
「リディア、このまま……」
「ん……っ」
夕食をそのままに、エドガーはリディアを抱きかかえ、寝室へと向かって行った……
食事よりもデザート、
デザートよりもリディアなエドガーなのでした。
おしまい。