かんじ学園記!
□第10章
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みさき達の学園お悩み相談室計画が動き出した翌日、レイと秋歩は新部活動発足の為に学園中を動いていた。
秋歩「部の名前も決めないとね」
唯流の言っていた絆が深まるというのは、同じ部活動をする事で絆が強くなる事なのだろうと秋歩は思っていた。
レイ「それもそうだけど面子もね。私とヨシキは部活動掛け持ちだし、抜かしたら秋歩に加えて高等部の5人で合計6人しかいないよ」
そう。杜桜学園には200を超える文化系クラブが存在している。
その数故に生徒会も全てのクラブを把握しきれてないのが実状である。
その穴をついて部費だけもらって儲けようとする輩がいる為、現在新しい文化系クラブの発足には規則が設けられた。
そのうちの1つが部員数の下限10名という規則なのである。
レイ「あと最低4人は必要な訳だ」
秋歩「掛け持ち部員も10人に数えてくれたら楽なのにね…」
レイ「ま、仕方ないね」
それに高等部5人が部活動を決めなければならないのは今日の放課後までなのだ。
つまりは今日中に新部活動を発足出来る状況を作っておかなければならない。
レイ「授業が全部終わる前になんとか人数を集めなきゃ。それの方が難しいよ」
秋歩「なにせ普通の生徒達は授業中だからね」