僕らと幼女

□■帝国幼稚園
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三十六歳・三十五歳・三十四歳独身の帝国メンバーが
幼稚園を設立しましたの場合


・鬼道先生(園長先生)
園内の全てを把握できるゴーグルを着用した園長先生。園児はもちろん先生方にも目を光らせている。ちなみに園長先生のゴーグルやマントを馬鹿にすると、じろ先生とお説教部屋行きになる。

・こうじろ先生
副園長的な立場で、年長年中年少の担任を総括するこうじろ先生は、女の子から絶大な人気を誇り、お嫁さんになってあげると言っては卒園していく園児が後を立たない。代わりに、女子を取られた男の子たちから小さな悪戯をうけている。この間はお昼寝の合間にペイントがマッキーで施されていた。でも割と気が弱いので怒ることができず、男のこのかっこうの悪戯ターゲットその1になっている。

・だいでん先生
年少組担当のだいでん先生には、男女問わず突進しておなかのおにくをむにょっとするという遊びが流行っている。一時期、だいでん先生がダイエットしようかなと呟いた折には、もう遊べなくなっちゃうの嫌だと園児が多数大号泣した為にダイエットは却下された。自分の価値がおなかだけなのかと日々悩んでいる。

・けんや先生
年中組担当のけんや先生は悪戯とおねだりのエキスパート。園児からの「○○を買ってもらいたいんだけどどうしたらお母さんをうんといわせられるか」という相談を多々請け負っている。と共に、わたる先生とこうじろ先生への悪戯のレパートリーを園児たちに伝授する。その為、男の子達から圧倒的な支持を得ている。女の子の恋愛相談も受け付けているので女の子からの支持も高い。

・わたる先生
年長組担当のわたる先生は、とにかくいじられ先生である。朝一番に朝日を反射しないで下さいとのいじられから始まり、日中も鏡を反射させられたり下敷きで摩擦されたり。反応しなければいいのにというばんじょー先生のご指導空しく、ついつい大声で追いかけてしまうので、園児たちはそんなわたる先生が大好きでたまらない。悪戯ターゲットその2である。実は一部の女の子が密かに真剣に思いを寄せているらしい。

・かおがこわいだいき先生1(寺門)
年少組担当のだいき先生は、顔がこわいと泣かれる事もしばしば。大抵入園四月から六月までは懐いてもらえないが、献身的な態度とその優しさに、徐々に園児たちを懐柔するのだが、突然だいき先生が現れたりするとやっぱり泣く。年長組のお泊り会のときの肝試しでは、ノー演出で園児を泣かせる事が出来るし、女の子を守ろうとする男の子から本気で蹴りを食らうので、その時期はあざがひどい。

・かおがこわいゆうへー先生2(兵藤)
年中組担当のゆうへー先生は、だいきせんせいとならんで顔がこわい先生として君臨しているが、だいき先生ほど上背がないのでそこまで怖がられはしないようだが、アップが怖いのか抱き上げようとすると泣く園児が多数。だいき先生と違い態度もぶっきらぼうなので女子がなかなか懐いてくれない。男の子は、こびないその態度にちょっとだけかっこいいとか思っているが、「あれで顔がじろ先生だったらな!」「っていうかじろ先生の性格がこっちだったらな!」と言われていて実はとてもショックが大きいらしい。

・せいかくがこわいじろ先生(佐久間)
年長組担当のじろ先生はとにかくこわい。悪いことしたらすぐにもケツびんたが飛んで来る上に、園長先生に触れたりゴーグルやマントを馬鹿にしたら、俵担ぎにされて園の奥にある開かずの説教部屋へと強制連行される。園長先生をほめると機嫌がいいが、園長先生のお嫁さんになる、などの過度の発言に対しては、教室の隅からペンギンのぬいぐるみを放ってくるので、園の中でじろ先生はとにかく怖がられている。ちなみに、かっこいいと誉められるのは好きだが、女の子みたいできれいね可愛いね、などといわれると、片目を覆っている眼帯中央が剥げて中の目がこちらを覗いてくるので注意。


・ばんじょー先生(歌の先生)
歌の先生であるばんじょー先生はとにかく美声の持ち主な為に、歌の練習の際に眠ってしまう園児が続出。タラコ唇をたまに馬鹿にされるのだが、ばんじょー先生があまりにも平然としている為に段々誰も突っ込まなくなった。だが、密かに家に帰っては鏡を見て気にしているばんじょー先生を園児たちは知らない。歌手になりたいアイドルになりたい女の子たちからは人気が高く懐かれている。面倒そうにはしているが満更でもないようである。

・せーじ先生(ピアノ伴奏担当)
ばんじょー先生が歌う際のピアノ伴奏担当のせーじ先生は、「ぴあのがひけるけいだんしね!」と女子から結構な人気を得ている。糸目と飄々とした感じがまた人気らしいが、その実では結構周りの先生からいい様にこき使われているということを園児たちは知らない。密かな苦労性なのである。もちろんピアノ教室にかよっている園児たちから羨望の眼差しで見られ、たまーに時間があるときはカメンライダーやプリキュアなどの曲をアレンジして弾いてあげては喜ばれている。



・バスの運転手咲山さん
女子園児から圧倒的な人気を誇るバスの運転手咲山さん。朝バスに乗り込む際に「さきやまさんにあいさつをかえしてもらえるかどうか」が女子の評価につながっているようだ。本人はといえば、聞こえていればぺこりと頭を下げるだけなのだ。が、大人に憧れる年長組の女の子たちは、「お辞儀をされる」という大人扱いにうっかりときめくもよう。毎年バレンタインと誕生日には、バスの助手席には先生ではなくプレゼントの山が鎮座している。


・給食のおじちゃん恵那さん
給食担当の恵那さんは、日々給食室で鍋をかき混ぜているのだが、たまにうっかりをやらかして給食がえらいことになったりもする。だが、園児の誰一人、先生の誰一人。それに対して文句を言う事はない。一度勇気ある猛者園児が、恵那さんのしくじった料理に文句をいいに給食室へ行ったのだが、出てきたその子は真っ白に燃え尽き、泣きもせずに黙々と失敗作を食べ続けていた。よって、「帝国幼稚園の裏園長」とまで言われて恐れられてはいるが、普段は人当たりのいい素敵な紳士なので、その失敗料理の日を皆恐れている。


・給食お手伝い洞面さん
恵那さんの失敗を出来る限りフォローするのが小さな洞面さんの役目。塩を入れるところで砂糖を手にする恵那さんに塩を渡したり、火をかけたまま別の作業を仕様とする恵那さんに代わってタイマーをかけたりする。洞面さんがきてから、恐怖の給食日が減ったと、多方面から「天使」として敬われている。そのサイズや可愛らしさも合いまっての天使なのだが、だいでん先生とダブルで並ぶとマイナスイオン効果が半端ないと、主に保護者から大人気である。


・食料配達のおじちゃん渋木さん
帝国幼稚園にのみ食料を配達しに来る渋木さん。園に所属してはいるが、小さい子が苦手なので園にはほとんどいない。嫌いではないのだがどう接していいかわからないのと、自分の力で怪我でもさせそうでこわいらしい。搬入口で事あるごとに給食を失敗する恵那さんを叱っているのだが、たまにその姿を見た園児が、あの裏園長に抗議できる正義のヒーローがいたと勘違いをした為に、車の音に反応しては喜んで飛び出してくる園児の対応に四苦八苦している。


・事務の五条さん
事務員の五条さんのあだ名は博士。とにもかくにも何を考えているか分からない様子に園児たちは近寄らない。五条さんにタッチして帰ってくると言う度胸試しまで確立したほどに園児から距離を置かれている五条さんは実は子供が大好きで、なんとかお近づきになろうと近づいて笑いかけるのだが、その笑顔がこわいのだと泣き出したり逃げ惑う園児が多数で、教室には出禁になっている。


・事務の椋本さん
そんなかわいそうな五条さんの宥め役が椋本さん。小さいながら企業・親の電話対応から会計やなにやまで完璧にこなすエリート事務員。ここに来る前は大企業の社長秘書をこなしていたらしい。本人曰く、「影山総帥や鬼道さん、それに恵那先輩にくらべたら、どの企業の社長も扱いやすくて助かります」とのこと。一番この世の中を生きていく上で尊敬すべきものを沢山持っている人物なのだが、園児にそれは伝わらず、ただの「じみなじむのおじさん」にとどまっている。



と言うところまで考えたので、この保育園で色々幼女動かしてみようと思いますね。



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幼稚園シリーズの場合は頭に■をつけますので分かりやすいかと思います。



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