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□時には強引にいくのもアリですよね*
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「ふふんっ。…って、曽良、美味そうなもん食べてんじゃーん、一口もーらぃ…っいだだだだだ!」
曽良の食べているしょうが焼き定食のしょうが焼きをつつこうとした時、曽良は思いっきり太子の手の甲をつねった。
「いったいなーっ!」
太子はつねられた箇所を半泣きしながら擦る。
「僕の物を取ろうとするなんて、良い度胸してますね。」
「こわっ!何だよー一口くらいくれたって良いじゃんかよー!」
「ははは、まるで恋人に手を出すなって言ってるみたいだね。」
閻魔は笑ってサラダのトマトに箸をさして食べた。
「そういや、妹子とはどーなのよ。」
太子がカレーを食べながら曽良に問う。
「…別に、普通ですけど。」
「順調ってことね。でさ、どこまでいったの?」
閻魔がお決まりの質問をすると、曽良は冷静に答える。
「手は繋ぎましたよ。」
「ほ〜…で?」
太子がにやにやしながら言う。
「で?って…他に何も。」
「「は?」」
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