Drrr!!
□だめんず注意
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某鈴木先生な雰囲気(未読でも◎)
※来神時代
朝起きて、布団で幸せそうに眠るシズちゃんが可愛いから。つい悪い癖がでてしまう。
唖然とした顔が見たいんだ。
「ごっめーん。シズちゃんは大事な友達だったのに、うっかりヤっちゃった。」
「へ…」
「あーあ、間違っちゃった」
昨日までバージンだったシズちゃんにとって、あの行為は決して軽いものではない。
彼は好きでもない男に組み敷かれて黙っているタイプではないし、俺はだだ漏れなシズちゃんからの好意を利用してしまったわけだ。
「ごめんね?もうしないからさ」
ああ、もうかんわいーの!
最初は驚いて固まって、昨晩を思い返して赤くなって、自分の勘違いに気づいて青くなって…いまは泣きそうになってる。
くるくる表情が変わるからつい苛めたくなってしまう。
そんなドSだから女に捨てられるんだ、というドタチンの呆れた声が聞こえてくるけれど、無視をした。
「朝ご飯、たべるよね。何がいい?和食派?」
「……どっちでも…い、いから」
「了解ー」
どうにか平静を装ってるけと、動揺が出まくっている。
聞きたい。
今どんな気持ち?って。
好きな人とやっとセックスして両思いになったのに、翌朝は態度も変わってて。昨日好きって言われたことも幻に思えてきて、あれ、なんで自分はここにいるんだろうと虚しくなって。
全部夢だったことにしちゃいたくなってる。
そんな、シズちゃんの表情が見たい。
「冗談、だよ?」
「………っ!?」
俯いてしまったシズちゃんの背後にそっと近づいていって、がばりと抱きついた。
薄い方はビクリと揺れて、抜け出そうと抵抗するけど、離しはしない。
「昨日今日ずーっとずーっとシズちゃんに好きだ好きだって言ったのに、こんな程度で疑っちゃうの?」
「だって…!お前がっ…」
「俺が?」
「もうしないって、間違ったって、言うから悪いんだろ…っ、う、うぅ」
「あーごめんごめんっ泣かないでよっ」
ごめんね。
実はもっともっと泣かせたいんだ。いっぱい泣かせたせいで今までの人間は逃げちゃったけど、シズちゃんはどうかな。
「シズちゃん、愛してる」
「ばか臨也…っ」
「好きだよ、愛してる。だから苛めたくなるんだ。ごめんね。」
まあ、逃がしはしないけどね。