メジャー短編1
□ある朝のこと
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「俺は下は好かん」
「え?うわぁ!」
あっという間に私の背中には柔らかな感触。
上から健に見下ろされていた。
「形勢逆転だな」
フッと笑う彼に嫌な予感・・
「ちょっと、今日試合なんでしょ?だから・・「黙って」
次の言葉は彼の唇に制された。
「今日の試合は夜だからな」
「もう、知らないよ?」
「応援、してくれるんだろ?それに俺は鍛え方が違う。スタミナは充分だ」
「え゛ι」
***
―今日の眉村はいつにも増して絶好調です。ウォーリアーズ打線沈黙!!―
「ホントだー、凄いスタミナだねーι」
盛り上がる球場の中、私は一人呟いた。
〜END〜
ありがとうございました☆