頂き物

□基緑
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それは、いきなりの事だった


「ヒロト…明日、空いてる?」

晴矢や風介…中学時代を共に過ごした仲間達と、今日打ち上げ会をやったんだ

で、今はその帰りなんだけど…

「明日…?」

俺の隣を一緒に歩いている−−俺の恋人のリュウジがいきなり話してきた

「うん……その、さ…ヒロトと二人っきりで…どっか、行きたいなぁ…なんて…」

顔を真っ赤にさせてオドオドするリュウジ…

可愛い!!

それに、あの台詞!もう駄目、俺今なら死ねます

「二人で……打ち上げでもするのかい?」


あえて平静さを保つ
いや、心の中はオンパレードだよ?

「うん……ヒロトとしたいんだ…」

これまた顔を真っ赤にさせたリュウジ

もう何!?俺を殺す気!?

しかもシたい!?え、脳内変換が可笑しい?
シたいじゃなくて、したい?え、俺間違ってないよ?

「リュウジ……ついに君から言ってくれる日がきたんだね!」

もう俺の我慢限界。
真っ赤な顔のリュウジをギュウッと抱きしめた
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