その他book
□何なんだよ!
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「はー…」
今、俺は困っていた。
目の前にいる変態南国果実をどうすればいいか。
最近の課題になりつつあるそのことを
考えながらため息をついた。
「あれ?どうしたんですか綱吉君」
そんな俺とは裏腹に、骸は100%の笑顔だった。
「…あのさー…」
「はい!何ですか?ああわかりました、
僕が欲しいんですねそうなんですねクフフフまったく素直じゃないですね綱吉君はそれなら今から僕がグハッ!」
「人が話そうとする前から勝手に喋るんじゃない!いいかげん人の話を聞くようになれ。ていうかさ、窓から入ってくんなよ。土足だしさ」
「え、玄関から入って来ていいんですか!」
「いいよ」
「じゃあ、入り直してきますね!」
いや、だからなんで窓から出て行くんだよ。
心の中で小さく突っこみつつ窓に足をかけ飛び降りた骸を見た。
それなのにもう骸はいなかった。
「…?」
五分以上たっても骸は部屋に来なかった。
何回も(勝手に)上がりこんできているから、
部屋の位置がわからないということは……。
「ないな、絶対」
「つぅーなぁーよぉーしぃーくぅんっ」
バァンと扉が開いて、骸が入ってきた。
ていうか、何だその声。気持ち悪っ
「あ、骸」
「クフフ、なんか本当にそれっぽい気分になりますね」
「…なんかやけに遅くなかった?」
「いやあ、綱吉君の御母さんに会い
ましてね。ちょっとお喋りさせて
いただいたんですよ♪」
なんか―…
すごく嫌な予感がするのは、
俺の気のせいだろうか。
「なんの話をしてきたんだよ?」
「『ツナのお友達?』って聞かれたので、
いや、恋人です、って話してたんです」
「おまっ…!………母さん何て言ってた?」
「しっかり面倒見てやってね♪って言われましたよ、クフフフフフフ」
こ、こいつ…!ていうか母さんまで…!
「というわけなので」
「え?」
骸がにこりと笑う。なんだろう。俺の超直感が逃げろって言ってる。
骸がどんどん詰め寄ってきて、俺はベットに押し倒された。
骸のオッドアイが妖しく光る。
「改めて恋人になったので、綱吉君を
……」
「お…俺を…?」
「イタダキマス♡」
「えええええええぇえー!?」
なんなんだよこいつ!意味分かんないよ、
いったい何をかんがえてるんだー…!
オッワーレ↓