テニス夢(短編)
□宝物
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しばらくして、歌が終わると同時に声をかけた。
「こんな所で何しているの?宮間さん。」
「あ....不二君、ちょっと気分転換に屋上に来たくなってね......。」
「歌、上手いんだね。」
「えっ!聴いていたの?」
「うん、少しだけどね......歌、好きなんだ?」
「うん!私の一番好きな歌なんだ。」
歌の事を聞いてみると、彼女は嬉しそうに微笑んだ。
「うん....僕も好きだな君の歌......。」
そんな風に話をしているうちに親しくなって今日は、写真を見せる約束で家に招待した。