オリジナル小説( BL・GL )

□「伝わらない想い・・・」
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「第 1 章 出逢い」


君の事を好きと気付いたのはいつ頃だろう・・・

クラス変えして同じクラスになれたあの日だったな・・・

ウチの学校(坂東高校) は、少し変わっていて

高 2 でクラス変えをすることになっているので

別のクラスの人としての面識で君の事を入学式の時知った。



幼馴染みの悪友である賢児が、蒼木君と同じクラスだった為に

君の噂は何となく耳に入ってきていた。

だから信心深くない僕がふと

「君と同じクラスになれますように・・・」

なんて神頼みしている自分が滑稽で苦笑してしまった。



ふとしたきっかけで君 ( 蒼木君 ) と話す機会が訪れた・・・

古典の授業中偶然に消しゴムが僕の後ろの席である

蒼木君の足許に落ちたのだった。

君は僕の背中にシャーペンで軽く突いていたから僕は急に驚いてしまった。



彼「あの消しゴム落ちてたよ」 僕「あ、ありがとう」



僕は感謝の気持ちを伝えたくて

彼に走り書きで手紙を書く事にした。



さっきはありがとう。

急にこんな手紙書いてごめん。

君と友達になりたいんだ、どう ?

前の席の田中 あゆむ <//ruby>より。




彼・・・返事くれるかな ?


蒼木君から返事が来た・・・



手紙ありがとう。

取りあえず友達と云うことでいいかな ?

蒼木 のぞみ





何だ・・・こんなに悩んで損したな。

もっと早く行動してれば良かったぜっ

取りあえず蒼木君の名前も判ったし・・

知り合うきっかけ作り終了 !



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