ホスト部にご用心
□第五話
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「今日の練習はこれくらいにして、二人の歓迎会をしたいと思うんだ。」
「歓迎会・・・?」
「幸村・・・。俺達にそんな暇は・・・。」
「行くよね、真田?」
「・・・ぐっ。」
「歓迎会だって慶、行くよね?」
かたや、にこにこ笑っている者。
かたや、眉間に皺を寄せている者。
無表情に何やらノートに書き込む者。
ほんと個性的・・・。
「悪いけど、私は・・・。」
「行くよね?」
零が笑顔でこっちを見る。
「行・く・よ・ね?」
私は思わず頷いてしまった。
・・・・・・私ってこんな押しに弱い人間だったかしら?
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