ホスト部にご用心

□第六話
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ブーブー



私は運ばれて来たコーヒーを、皆はデザートを口に付けた頃。
私のポケットから無機質な機械音が発せられる。



「!!」



そっと覗き見ると、着信中。

・・・画面には『凪』と云う文字・・・。



「はぁ・・・。」



私は溜息を一つついて、席を立った。



「慶?何処行くの?」



零が目敏く、私に声をかける。



「・・・電話。」



携帯を零に見せながら、私はトイレへと向かった。



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