貰い物

□とりあいっこ
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「だ・か・ら!葉は私のって言ってるじゃない!!」









「ア゛ーン!?誰がんなこと決めたんだ!!」









「私よ!なんか文句あるの、このッパクリハネ!」










「パッ…!?どういう意味だ!」










「パクリハネッ毛」










「ア゛アーン!?」










「ちょっ、何喘いでんの^p^(笑)」












ヤイヤイ。
ギャイギャイ。









そんな二人を眺める少女。
この口喧嘩の原因とも言える少女、霧咲葉。
あの俺様何様跡部様と口論している女性は和泉刹那。
葉のサイト仲間でもあり、お姉さん的存在の親友。









仲がいいなぁ。









そんなことを思いながら、葉は二人を眺めながらお茶を啜っていた。










「ハッ!大体、元はハネッ毛=菊丸だったのに、あんたがパクッたんじゃない」










「これはもとからだ!!」










「後、その泣き黒子も。それセクシーだと思ってんの?そんなもんで私の葉を落とせると思ってんの?」










「この黒子は生まれつきだッ!テメェだって俺の葉を落とせると思ってんのか?ま、貴様じゃ無理だろうけどな!ファーハッハッハッハッ!」










「カチーン!今ものすごくムカついた。おいこっちに顔貸せ。その黒子ねじり潰してやる。」











「フンッできるものならな!」











そして二人の追いかけっこが始まる。











そして二人は葉の元へと走っていき、一斉に口を開いた。










「「葉ッ!(私/俺様)とコイツ!どっちが好きッ!?」」










その二人の言葉に葉は「うーん…」と唸り、ポンッと手を打った。











「私は二人とも大好きだよ。むしろ愛してるッ!」










そう言って、最上級の笑顔を浮かべながら二人に抱きついた。











とりあいっこ
(葉!私も愛してるッ!!)
(いや、俺様のが葉のことを愛してるッ!)
(なんですって!?)
(やれやれ…)







+++END+++
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