ss
□七
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a final talk...?
「……なんでまた髪切ったんでィ」
「いいじゃないですか、似合ってるでしょう?」
「今度は俺をホモだと思わせる気かィ?冗談じゃねえや自分だけやってろィメス豚」
「あーいいんじゃないですかホモ。お似合いですよ。Sって公言して憚らないんですから逆に掘られる側になるんでしょう?ざまぁみやがれって話ですよね、あはは」
「……壱」
「何ですか沖田君?――っん」
「――次んなこといったら犬プレイしやしょうや。ね?」
「ふっ、――あっ、……ちょ、嫌に決まってるじゃないですか何ですかその上目遣い。……っゃん」
「可愛い声で啼くようになりやしたよねィ。耳もちゃんと弱くなったし。さすが俺」
「……死んでください」
「嫌でィ。
――安心しなせえ壱。俺はお前を置いて逝きやせん。約束してやっただろィ、その薬指に」
「――っ、私は君のそういう気障なところにわりと真剣にイラつくんですが!!」
「とかいいつつ、嬉しいからだろィ。顔あっけえトマトみてえ。林檎病ですかィ?俺が看病してやりやしょうか?」
「遠慮します。さぁ、ふざけてないで行きましょう。土方君にどやされます」
「せっかく旦那といるのに他の野郎の名前出すなんざ、いい度胸してやすねえ?」
「嫉妬深い旦那を翻弄して弄ぶのも、姉さん女房の務めでしょう?旦那様?」
「……チッ、可愛くないねィ」
「ありがとうございます」
「――好きですぜィ、壱」
「……わかってるよ、総」
...end