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□七
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「出ねえし……」


呟いて携帯を放り出す。電話くらいならしてもいいだろうと思い至ったのはつい昨日。早速電話しようと携帯を握り締めて、すっかり夜も明けていた。見回りなんざ知るか。

一人で悶々としてるよりは土方さんでもからかってたほうがよっぽど楽だと考えて、だらだら寝間着から隊服に着替える。マヨ顔面にぶつけっかねィ、そんなことを考えていたら、突然ノックもなしに襖が開かれた。

同時にバズーカの発射音。


「ノックも声もかけずに入ってきた野郎には特製マヨ弾ぶち抜いてやりまさァ」

「っぶわっは何それ超迷惑ゥゥウ!!!沖田隊長何やってるんですか!!」

「なんだザキかィつまんね」


騒ぎだしたマヨだらけの山崎を軽く睨んでついでに舌打ちし、落としたらしい資料の束を手に取った。


「なんでィ、これ」

「春雨に関する情報です。なんでも近く都内のタワーを占領するらしくって、そこの警備だとか……」

「警備ぐらいあのクソ友近あたりにやらせりゃいいじゃねえかィ」

「そこで年越しパーティーをやるらしいんですよ。それの安全確保のためだそうです」

「ふうん物好きだねィ……」

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