てきすと
□全て飲み込んで
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アタックしまくって(無理矢理)付き合い始めて一ヶ月。ふと、骸クンとカラオケ行ったことないな、と思って誘ったらいきなり壁に押し付けられた。
「……分かりました。行きましょうカラオケ。」
「やっ…」
「ただし、僕が部屋を選びます。一曲ずつ歌って交換もなしです。あと勝手に注文しない。これ守れますか?」
「は、はい…」
骸クンの勢いに流されて頷いてしまったけど、嫌な予感しかしない。
鍋奉行ならぬカラオケ奉行みたいな。色んな不安を抱えながら午後の授業は過ぎていった。
玄関で骸クンと待ち合わせをして駅前のカラオケ店に向かう。
どんなの歌うの?って聞いたら色々です。っていう曖昧な答えが返ってきた。
店に入ったら、人数、部屋、時間を骸クンが(勝手に)決めて店員さんが案内してくれた部屋に入る
上着を脱ぎリュックを掛けて何歌おっかーと振り向いたら骸クンが早速パネルを独占していた。
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