┣短編小説

□最高の犯罪
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このお話は、このHPのメインになっている、そよ風の物語の、
いわゆる、事件に関わる人間の多くは本編に関わってこなかったり、
全然本編に影響のないお話となっております。


かなりグロいものばかりです。


表現も残酷なものを使っています。


15歳以下の人間は、立ち入りする場合、注意してください。
15歳以下は対象外であり(対象外ではあるが入室を禁止しているわけではない)、この短編に影響を受けたりせぬよう、
細心の注意を払うようしてください。

これは殺人を勧めることが目的ではありません。

犯罪に関しての愚かさを伝える事、
犯罪を行ってはいけないという事を伝えるものです。


本編を更に理解し、お楽しみしたいお方や、
残酷表現を見ても気分後害されないお方はどうぞ、進んでください。

基本的にグロ表現が凄いだけなので、
本編読まなくとも、単品で召し上がれる一品です。




時代は近代。


それはこの地球で、西暦2000年より100年ほど前程の文明だろうか。






流れる噂。

そよ風の物語本編よりも前。


10年か、11年か。







メ-クロス(十字を意味すると思えばいい)共和国は以前は帝国で、
当時王政の影響の強く残る国だった。

メスクロ帝国といえば末期、かなりたちの悪い国王が即位したことで有名にもなった。



ある事件がきっかけで破滅する最後の年の話。

そのある事件は、たった一人の少年により行われたのだが、
誰も彼自身をはっきり目撃したものはいない。

眼だけを見たとか、意味不明な目撃情報が多く、
その者は恐怖にそれ以外の何も思い出せず、更には発狂し、

それらの人間の多くは自殺したという。



事件の数は16回。

事件により標的となった人間は16人。

その内一人以外、15名は全員残酷に殺される。

更にその度、その場に居合わせた運の悪かった人たちも巻き込まれ、
残酷な死を遂げる。


犠牲者数、38名。


少年が国内で起こした連続的残虐殺人事件。





世界を震撼させる、大事件だといえた。




だがそんなことを言う世界中は、戦争をしていたというのに。






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